電験法規完全攻略

法規合格まで毎日学習しよう

間違いやすいシリーズの動画化!!!

!!! 大変有り難い事に、本ブログを読んで下さっている方もいて、法規に関しては頼りにして下さっている方もいる。 今年の法規科目の試験が難しかった事もあり、狙われる所をピンポイントで学習できるものを作っていく事にした。 まずは第一弾。

【間違いやすい法規シリーズ⑩】需給計画(平成22年問5)

「需給計画」を見たことがない人は、イメージが付きにくいと思いますが、まずは概要を捉えておくと良いでしょう。 a.電力需給計画は、電力の安定供給と設備の経済的開発、経済的運用を図ることを目的として策定されるもので、将来の電力需要を想定し、その需…

【間違いやすい法規シリーズ⑨】サイクリック・フリンジ・サステンド(平成25年問6)

サイクリック、フリンジ、サステンドは覚えていないといけない。恐らく、それよりも長期スパンは答えられない人がいると思う。それを狙い撃ちした面白い問題。教科書を読んでいれば、対応可能である。 図は系統の負荷変動の大きさと、周波数を維持するための…

【間違いやすい法規シリーズ⑧】特別高圧を直接低圧に(平成22年問3)

これも難易度の高い問題である。 数値を入れる問題が含まれているため、そこで失点する確率が高く、下手をすると、正解数が5問中2問となってしまう。 特別高圧を直接低圧に変成する変圧器の施設制限に関する記述である。 a.特別高圧を直接低圧に変成する変…

【間違いやすい法規シリーズ⑦】電気の使用制限等に係る記述(平成22年問2)

「電気の使用制限等に係る記述」に関する問題。 (※めちゃくちゃ長くて読みにくい。どうにかならんものかと思うが、いざ自分も文章を作ってみると、こうなってしまうものである。) 経済産業大臣は、電気の(1)の調整を行わなければ、電気供給不足が国民経…

【間違いやすい法規シリーズ⑥】使用前安全管理検査(平成22年問1)

電験1種の法規科目は平成20年以降、すごく面白い。特別高圧の条文、緊急時の条文、系統連系の条文。 電験3種も面白い。電気主任技術者の外部委託についての問題も出題されている。電験1種にも具体的な形で出題されている。(電験3種だと、自家用電気工…

【間違いやすい法規シリーズ⑤】支持物の倒壊防止(平成24年問5)

支持物倒壊防止の条文(技術基準32条)は、電験3種2種でもよく登場する。 「風速40m/秒の風圧荷重および気象の変化、振動、衝撃その他の外部環境の影響を考慮し、倒壊のおそれがないように、安全なものでなければならない。」は、有名である。 「人…

【間違いやすい法規シリーズ④】特別高圧電線路の臨時施設(平成24年問3)

電力保安通信用電話設備と電力保安通信線に関する条文。 a.発電所、変電所、変電所に準ずる場所であって、特別高圧の電気を変成するためのもの、発電制御所、変電制御所、開閉所、給電所及び(1)と電気設備の保安上、緊急連絡の必要がある気象台、測候所、…

【間違いやすい法規シリーズ③】特別高圧電線路の臨時施設(平成23年問5)

※一部簡潔化 平成20年度末における全電気事業者の発電設備の合計出力は約(1)[kW]であり、平成20年度末における総需要は約(2)[kWh]であった。 平成18年~20年度において、供給支障事故は(6)件ほどで、その多くは(3)で発生した事故が原因…

【間違いやすい法規シリーズ②】特別高圧電線路の臨時施設(平成23年問3)

a.特別高圧架空電線路の支持物として使用する鉄塔は、使用期間が(1)以内のものに限り、支線を用いてその強度を分担させることができる b.上記の場合、その支線として、JIS3525に規定する(2)で、公称径が10mm以上のものを使用することができ…

【間違いやすい法規シリーズ①】特別高圧電線路への連系(平成23年問2)

一般電気事業者及び卸電気事業者以外の者であって、特別高圧で受電するもの((1)受電方式で受電する者を除く)が、一般電気事業者が運用する電力系統に発電設備等を連系する場合は、(2)の事故防止のために、発電設備等を連系する変電所の引出口等に(…

保安工事

保安工事の支持物の径間は、高圧保安工事がよく出題されます。低圧保安工事と特別高圧保安工事は複雑であることも影響していると思います。 低圧保安工事及び高圧保安工事(電技解釈第70条抜粋) 低圧保安工事は、次の各号によること。 ①電線は、次のいず…

地中電線路の施設

(電技第21条) 低圧又は高圧の架空電線には、感電のおそれがないよう、使用電圧に応じた絶縁性能を有する絶縁電線又はケーブルを使用しなければならない。ただし、通常予見される使用形態を考慮し、感電のおそれがない場合は、この限りでない。 2 地中電…

電線等の施設

電線を施設する際には、通常の使用状態に断線のおそれがないようにしなくてはいけません。電線接続時には不具合が起こりやすいので、注意する必要があります。 電線の接続法(電技6条、電技解釈第12条) 電線を施設する場合は、原則として、電線の電気抵…

変圧器の施設

高圧または特別高圧電路から低圧電路に高電圧が侵入することを混触といいますが、大きな災害に繋がる可能性が高いため、非常に危険です。 特別高圧電路等と結合する変圧器等の火災等の防止(電技第12条) 高圧又は特別高圧の電路と低圧の電路とを結合する…

電気機械器具の危険の防止

電気機械器具の熱的強度(電技第8条) 電路に施設する電気機械器具は、通常の使用状態においてその電気機械器具に発生する熱に耐えるものでなければならない。 高圧又は特別高圧の電気機械器具の危険防止(電技第9条) 高圧又は特別高圧の電気機械器具は、…

電気設備の施設制限

(電技第24条) 架空電線路の支持物には、感電のおそれがないよう、取扱者以外の者が容易に昇塔できないように適切な措置を講じなければならない。 (電技解釈第53条) 架空電線路の支持物に取扱者が昇降に使用する足場金具等を施設する場合は、地表上1.…

電技解釈第52条

1低圧又は高圧の架空電線路(き電線路を除く)と架空弱電流電線路とが並行する場合は、誘導作用により通信上の障害を及ぼさないように、次の各号により施設すること。① 架空電線と架空弱電流電線との離隔距離は、2m 以上とすること。② ①の規定により施設して…

電気的・磁器的障害防止

(電技第16条) 電気設備は、他の電気設備その他の物件の機能に電気的又は磁気的な障害を与えないように施設しなければならない。 (電技第17条) 高周波利用設備(電路を高周波電流の伝送路として利用するものに限る。以下この条において同じ。)は、他…

電技第48条

(電技第48条) 技術員が当該変電所(変電所を分割して監視する場合にあっては、その分割した部分。以下この条におい て同じ。)において常時監視をしない変電所は、次の各号によること。 一 変電所に施設する変圧器の使用電圧に応じ、48-1表に規定する監…

電技第40条

(電技解釈第40条) 開閉器及び遮断器に使用する圧縮空気装置に使用する圧力容器は、次の各号によること。 ①空気圧縮機は、最高使用圧力の1.5倍の水圧(水圧を連続して10分間加えて試験を行うことが困難である場合は、最高使用圧力の1.25倍の気圧)を連続…

電技第46条

(電技第46条) 異常が生じた場合に人体に危害を及ぼし、若しくは物件に損傷を与えるおそれがないよう、異常の状態に応じた制御が必要となる発電所、又は一般送配電事業に係る電気の供給に著しい支障を及ぼすおそれがないよう、異常を早期に発見する必要の…

電技第33条

(電技第33条) 発電所又は変電所、開閉所若しくはこれらに準ずる場所に施設するガス絶縁機器(充電部分が圧縮絶縁ガスにより絶縁された電気機械器具をいう。以下同じ。)及び開閉器又は遮断器に使用する圧縮空気装置は、次の各号により施設しなければなら…

電技第23条

(電技第23条) 高圧又は特別高圧の電気機械器具、母線等を施設する発電所又は変電所、開閉所若しくはこれらに準ずる場所には、取扱者以外の者に電気機械器具、母線等が危険である旨を表示するとともに、当該者が容易に構内に立ち入るおそれがないように適…

公害等の防止

公害等の防止(電技第19条) 中性点直接接地式電路に接続する変圧器を設置する箇所には、絶縁油の構外への流出及び地下への浸透を防止するための措置が施されていなければならない。 ポリ塩化ビフェニルを含有する絶縁油を使用する電気機械器具及び電線は…

電線や器具の保護対策

(電技第14条) 電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない。 (電技第15条) 電路には、地絡が生じた場合に、電線若しくは電気機械器具の…

電気使用場所の施設

■1 「電気使用場所の施設」 (電技第56条) 配線は、施設場所の状況及び電圧に応じ、感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない。 移動電線を電気機械器具と接続する場合は、接続不良による感電又は火災のおそれがないように施設しなければ…

「海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方」とは

結論から書いておきます。 「海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方」は「海岸地などの低温季に最大風圧が発生する地方」と置き換えると良いでしょう。 ※「その他」に疑問を持つ人が数名、過去にいたことを思い出しました。 はじめに 現在、電験2種参…

祝!!法規科目の仕事をもらう!!

「法規科目」に関する講座解説をするということで、仕事を頂いた。 自分自身、力不足である点もあるかもしれないが、日々の研鑽で力をつけておこうと思う。 常に、自分自身が経験値を得られる環境に身に置くことを意識して日々を過ごしていく。

【電験2種二次試験】要点まとめノート

「電験2種二次試験の要点まとめノートが欲しい」という要望があった。 そこでそこに答えるべく、電験マガジンの卒業生に仕事として、面白い取り組みをお願いした。 ドリル形式で、要点を学べるものを作ってもらったのである。 タイトルを見て、答えを読む。…