絶縁耐力試験の電圧区分
今回の記事は、「絶縁耐力試験」に関する問題を解く。
特に「電圧の大きさ」に関する法律を学習していく。
昨日記事を配信したところ、 質問が来たので、まずそこに答えていきたい。
「法規の勉強はどのくらいのペースでやればいいか」
といった質問を受ける機会があったのだが
前回の記事でお伝えした通り
理想は
「毎日3問解く」
朝1問、昼1問、寝る前1問解くといったものだ。これができれば、1ヶ月で約90問解くことができる。
本ブログでは、基本的に1記事に1問にしている。
が、お気づきの方もいらっしゃると思うが、関連知識(ほぼ問題のようなもの)を埋め込んでいるため、実は見かけの数以上に学んでいる。
90問解いたとすれば、その1.3倍である120問解いた程度の知識が身に付くようにしてある。
120問分の知識があれば、法規の合格はほぼ確定だ。
自分はこういった計算をして、自分のモチベーションを上げるタイプである。
もし、同じような感覚を持つ方であれば、一緒に解いた問題数を数えて頑張っていこう。
例えばの話だが、1日に4問解いたら、その量はものすごいことになる。
やはり、継続は物凄い力になる。
それでは、今日の分を解こう。
問題①
「公称電圧33000Vの電路に接続して使用する変圧器の巻線の絶縁耐力試験を実施する場合の最大使用電圧(V)として正しいのは、次のうちどれか。」
【選択肢】
(1)33000(2)33500(3)34000(4)34500(5)35000
「続きを読む」を押すと、解答とポイントが表示されます。
解答
(4)だ。
Em=1.15/1.1Eを使って求める。
公称電圧が「1000V超~500000V未満」であるためだ。
電圧の値を答える問題は時間が経つと、答えられなくなる。
復習が必要だと自分自身も感じる。
そこで、前回記事で紹介したまとめ方を活用してみよう。
電験の本、特に古い本には、変な語呂合わせが記載してある。
逆に混乱するので、やめた方がいい。
(そもそも著者がその語呂合わせで覚えていない。思いつきで適当に書くのはやめて欲しいと思う。)
♢絶縁耐力試験の定義♢
絶縁耐力試験での印加電圧の最大値は、公称電圧によって、異なることを覚えておこう。
最大値を求める計算式は、下記の区分で使い分けする決まりだ。
公称電圧 :1000V以下
公称電圧 :1000V超~500000V未満
♢公称電圧Eが1000V以下♢
最大使用電圧Em
Em=1.15E
♢公称電圧Eが1000V超~500000V未満♢
最大使用電圧Em
Em=1.15/1.1E
3日目に進む
電圧区分を中心に1日目、2日目と勉強をしてきた。3日目も電圧区分を勉強しよう。「ケーブル」に関する問題を解く。
「電圧区分」はややこしいので、先に攻略してしまおう。
1日目の記事
法規を覚えるコツも掲載してある記事だ。
ノートにまとめる時の参考にしてもらえるといい。
電圧などの数値を覚えるような問題を頭に入れ込むときに、このまとめ方は使える。