電験3種の法規が難しい
電験3種の法規が難しすぎる・・・
twitterやネットを見ても、こういった書き込みが非常に多いです。
昨日配信した記事(【電験3種2種1種|法規振り返り】令和元年は難しかったが、やるべきことが見えた - 電験法規完全攻略)でもお伝えしましたが
電験3種と言えど「基本的な問題がほぼ出題されなくなった」と思います。
もはや昔とは全然違います。
また、電験2種とあまり差がないのでは・・・?といった疑問を持つ方もいます。
今日の記事では、ここを深堀していきます。
計算問題はいつも通りだった
予想通り
「コンデンサ」を投入して力率を変える問題が出題されましたね。
がっつり勉強しておいて良かったですね。
問題慣れしておくと、何をしなくてはいけないかがパッと浮かぶようになります。
点が取れた!という声がが多かったので嬉しい限りです。
本ブログでは時間の関係上、地絡計算までは解説していませんでした。ただ「地絡計算」は難しいです。問題のパターンが多いので、どうしても時間がかかります。
余裕があるときでなければ、なかなか点が取れないことが多いです。来年、受験する方は今年中に取り組むことをオススメします。※
※要望があれば、全パターンの記事を配信します。自分は苦手だったので、全パターンをルーズリーフに書き出し、繰り返し、チェックするようにしていました。
計算問題については以上になります。
次は、文章問題の話をしていきます。
「電験2種の法規」と比較しても差がほぼない
・・・本当に恐ろしい時代になってきたと思います。
試験内容自体に抜本的な見直しが行われたわけではありません。
試験形式が変わるといった大変革は起こっていないものの
「内容がただ難しくなった」
ただこれだけのことです。
電験3種は過去、直流電圧の高圧区分は何ボルトか?といった問題が出題されていました。水力発電で言えば「遠隔操作」が正解といった確実に点が取れる問題もありました。
いわゆる、定番の問題が多かったのです。
ところが、最近はパッと見て答えがすぐわかる問題が減りました。マイナーな話だな・・といった思うような問題ばかりです。
そのため、表面的な勉強だけの方はおそらく「30点~40点」といった自己採点結果になってしまったのではないでしょうか。
「・・・待てよ。電験2種もそういった思いをしたぞ」といった方は必ずいるはずです。
そうです。
もはや、電験3種と2種ではあまり差がつけられていません。ほぼ同レベルです。
そのため「昔の過去問がそのまま出る」と待ち構えているだけだと、痛い目を見ることが必須です。
結論:電験2種の問題も解いておくのが得策
話が少し変わり、電験2種の話になるのですが
「理論科目」や「電力科目」の難易度も上がっていることをご存じでしょうか。
理論科目、電力科目では電験2種の試験にも関わらず、過去に電験1種で出題された問題が出題されたことがあります。当たり前ですが、難易度は高いですが。
こういった状態が10年前ぐらいからあって、難易度はどんどん上がっています。その時の対策としては
「電験1種の問題も解く」でした。
電験2種に合格するために「電験1種の問題を解く」という一見、矛盾している対策ですが、めちゃくちゃ効果的です。
全く同じ問題出題された場合には当然点が取れます。ただ出題されなかったとしても、知識を増やすことができます。
今後は、一つ上の階級のトレーニングを取り入れる工夫が必要だと自分は考えています。
まとめ
電験3種の法規についても、一つ上の階級である「電験2種の問題集」を解きましょう。
来年の法規を受験する方は時間がありますので、是非とも早い段階で「電験2種の法規」も勉強して下さい。取れる点数が上がるのを実感するでしょう。
紆余曲折し行き着く所は、攻略手順(【電験完全攻略】第3種電気主任技術者試験攻略手順(2019年版)|maco|note)でお伝えする話になっていきます。
今後、電験は本来あるべき姿になっていくでしょう。誰もが思っていると思いますが「過去問を解くと合格する」というのは本質ではない話ですので。
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体裁は気にせず「どうしたら、点が取れるのか」をシンプルに考えてみた方がいいです。