お疲れ様です。
桜庭裕介です。
雑誌の連載記事も投稿が終わり、何とか山場を乗り切ることができました。9月号、そして今回投稿した10月号。
めちゃくちゃ自信があります。来月にでもまとめて紹介したいと思います。
電験3種受験者で理論に困っている方に役立つ内容でしょう。絵も解説もきっちり書き込んでいます。
それでは今日の記事の話をしていきます。
勉強の基礎力とは
先日、読書に関する記事を配信しました。
要約すると
「読書量がある一定以上あると、知識の吸収率が高い」という話です。さらに、物事を整理する力も身に付くという情報を配信しました。
とある有名塾の記事でも、面白い情報がありました。
活字になれるという話です。
理系の方は読書量が少ない!?
このような見出しの記事がインターネット上にはありますが
これは誤解でしょうね。
理系の方でもめちゃくちゃ本を読んでいる人もいます。また論文を読んだり、文献を読んだりもしますので、一概に比較はできないでしょう。
完全に個人差だと思います。
ただし、文系で本の道を極めている人には理系では敵わないかもしれません。仕事内容が違うので。そもそも、本のプロと比較するのはどうかな?とは正直思います。
理系、文系に関わらず
・本を読まない人
・活字を読むのが苦手な人
こういった方は「暗記科目」では少し注意した方がいいかもしれません。
読む速度が速いと勉強量は確実に増える
自分の知り合いの中で尊敬している方がいます。
その方は理系なのですが
「超読む速度が速い」です。
仕事関係の資料を読むのも速いので、人の2倍以上案件を完了させています。
当然、メールチェックも速いですし、時間ができるので重要ポイントをじっくり読んでいます。
「仕事ができる」とはまさにこのことでしょう。
また電気設備技術基準や法律関係についても、深い知識を持っているので法律に絡む部分を読み進めるのも速いです。
これを勉強に置き換えてみましょう。
例えば、電力科目や法規科目。
この2科目は暗記科目でもあります。乱暴な勉強方法である10年間分の過去問を解説も含めて全て覚えるといったものですが
普通の人なら、まず消化不良を起こします。
ただし、読む速度が速く、処理能力が高い人は
「わかる部分」と「わからない部分」の切り分けを速やかにできて
「わからない部分を調べる作業」に早い段階で入っていくことができます。
こうして、余裕は生まれます。余裕は全てわからない問題や苦手な科目に費やすことができるのです。
いわゆる資格試験の好循環ループ。
出来る人と出来ない人との間に勉強量の差が生じるのはここにあります。(勉強時間に差はないとしても)
ここが点数の差に繋がってきます。
勉強の基礎力はどうやって身に付けるのか
「読書」ですね。
学生時代の自分はあまり、信じていなかったのですが、色々世の中を見るとそう思わざるを得ないと感じています。
教育のプロフェッショナルである「ベネッセ」でもここを特筆しています。
「受験シーズンを迎える前に如何に読書をさせるか」といった部分を大切にしています。
中学受験や高校受験ともなると、優秀な学生の勉強量はだいたい同じくらいになるので「基礎能力」の部分が重要になるのです。
電験においても、ここは重要だと思っておいて間違いないでしょう。
電験3種はお盆明けに行われる試験で、仕事が忙しいシーズンであり、試験直前にゆっくり1週間勉強できるなど、まずありえないのです。
つまり、お盆が終わる時期には勝負がついているといっても過言ではないのです。そこからどうやって試験に対応できるようにするか。
試験1週間前になって、平日の時間がない日に如何に
「知識吸収」「知識整理」ができるか
ここが電験合格において、重要だと自分は考えています。