お疲れ様です。
電験と電気業界の研究をしている桜庭裕介です。
今日は「TOEIC」と「電験」の同時受験を考えていきます。
電験とTOEICの同時受験
先日「資格同時受験の危険性」を経験談交えて考察しました。
要約すると
「負担の大きい資格を同時受験すると、全て失敗に終わる可能性があるので注意した方がいい」
をお伝えしました。
試験範囲が似ているようで実は結構違ったり、学ぶ深さが違ったり。甘く見ていると合格点に届かないということですね。
電験は年に一回の資格試験。故に並行して他の資格試験に挑戦したくなります。(不合格になってしまった場合、何の実績も残らないため・・・)
「電験+〇〇」の〇〇に合う資格試験を探していこう。
理系資格のエネ管は少々危険だったので、文系資格はどうなんだろうか??
英語資格の代表格である「TOEIC」はどうだろうか。
ここを解説していきます。
TOEICは同時受験に向いている資格
自分はいくつかの資格試験に挑戦してきましたが
TOEICは勉強しやすい資格試験だと感じています。
その最大の理由としては
月に1回試験があるから
です。
社会人にとって、これはかなり有難いこと。
仕事には繁忙期があって、資格の勉強準備がきっちりできずに試験本番を迎えてしまう可能性があります。
TOEICは勉強不足だったとしても連続受験ができる試験
つまりは
「TOEICはリカバリーが効く試験」ということです。
TOEICが同時受験に向く理由について、もう少し深堀していきます。
❑TOEICが同時受験に向いている理由❑
1.TOEICはスコア制
2.英検はコスパが悪い
3.TOEICは技能試験
4.TOEICは工夫が活きる
5.TOEICは600点中盤まではすぐ取れる
1.TOEICはスコア制
TOEICの最大の特徴は「点数制度であること」
点数制度がある資格試験は挑戦すると、実績がきちんと残ります。
これが電験と相性が良いです。
他の有名な英語資格だと「英検」があります。
英検は1級、準1級、2級・・といったクラスがあるものの、もし不合格になってしまうと「不合格」しか残らない。
つまり、ハードルを超えない限り、何も残らないのが「英検」。
※ちなみに英検は年に3回(6月、10月、1月)受験することができる
このあたりは認識しておかないと、あとで後悔することになります。忙しい社会人は特に注意が必要。
転職のアピールとして資格を使いたい人に知っておいて欲しい知識でもあります。
また、点数制度を敷いている資格試験の良い所は他にもあって
「成長の実感を感じられる」
という点。
TOEICで成果が出た!俺はできる!勉強すれば成長するんだ!という自信は結構大事。TOEICで生まれた勢いや流れは本職である電験の勉強にも影響してきます。
2.英検はコスパが悪い
転職活動の現場を経験してみたが、やはりTOEICが圧倒的に重宝されていました。Twitterでも色々聞いてみたのだが
やはり、英検はコスパが悪いように感じました。(決して、英検を卑下しているわけではない。Twitterでは、TOEIC派閥と英検派閥が稀にもめることがあるので注意が必要)
コスパと言っても
「労力に対して、得られる評価」の話。
TOEICは730点を取ると「TOEIC Bクラス認定」となり、多くの企業で称賛されることになる。
一方で、英検は2級を取っても称賛されない。
というか、企業側が2級が凄いのかどうなのかよく分からないというのが正直な所。しかし、実際、英検2級のレベルは「高校卒業程度」であり、かなり難しい単語も出題される。
また、英検は「学校の英語試験」に似ていて、速く解くTOEICとは違い、学術的な側面が強い。
つまり、専門知識が多く要求されて難しいのである。
※これを「実用的ではない」といった社会評価がされていると考える人もいる
もし、転職活動の武器として使いたいのであれば、TOEICをやるべき。海外出張の基準をTOEICにしている企業が圧倒的に多いことからもそう言える。
3.TOEICは技能試験
TOEICは少し変わった資格試験。
それは「知識を問う試験ではない」という点です。
「技能試験」というイメージが分かりやすいだろう。
英検では「単語を知らないと解けない」といった問題がある。ところが、TOEICの問題でそういった問題はほぼない。
出題される単語のレベルもTOEICは低い。
それよりも「TOEICは速く解く能力」が問われます。(数学検定に似ている)
また、TOEICは「語法を問う問題」も多いので「使い方を知っているか」という観点が重要になってきます。
※実用英語と言われる試験だけあると思います。
4.技能を磨くだけなら工夫が効く
英語の専門知識を学ぶとなれば、ものすごい負担がかかることが簡単に予測できますよね。(頭が痛くなる・・)
しかし「簡単な問題を速く解く」のであれば、結構短期間で習得できます。実際、自分はコツを掴んでから2か月ぐらいでスコアアップしました。
①模試を使って試験分析をする。
②分析結果から勉強方法を考案。
③自分なりの勉強計画を立てる。
④勉強を継続してみる。
この経験って、めちゃくちゃ大事。
成功体験を積むことができれば、確実に電験等の資格勉強で活きます。また勉強のスタミナを身に付けることもできるでしょう。
❑Question❑
「模試はどれを使えば良い?」
という質問を数回Twitterでも受けました。やはり「公式問題集」が良いと思います。試験本番の問題にかなり類似しています。使われている単語、熟語、用語が試験範囲にマッチしているので点が伸びます。
最新が「問題集6」ですのでお間違いなく。一時期在庫なしが続いていましたが、今は復旧されています。
❑Amazon公式URL❑
5.600点中盤まではすぐ取れる
TOEICの出版業界から怒られてしまいそうですが、実はTOEICは600点まではすぐに取れます。
故に「完全補償」といった謳い文句が存在します。有名な教材にもこんな言葉が書いてありましたよね。
また、最近多くCMされている「桐谷美玲さんがイメージキャラクターのスタディサプリ」も結構協調していますよね。
ただ一方で
「TOEICは勉強のやり方を間違うと全くスコアが上がらない」とも言われています。
昔の自分だったら、たぶんTOEICの点数が伸びない沼にハマっていたと思います。ノートに綺麗にまとめて・・といったやり方だと、結構キツイ。
やっぱりTOEICは技能試験。
技能試験という言葉の通り、ガンガン英語を処理していってスキルを磨いていく。こんなイメージで捉えていると成果が出る。
Twitterで観察をしていると、スコアアップした人はそういった傾向の人が多かった。
600点中盤まではスッと取れるようになります。そこからは自分の足りない所を分析して工夫をする。そして、複数回試験を受けていればマークシートの特性上、700点には到達できます。
英語の本当の実力は!?などといった議論が起こりますが、正確に測定するためにはペーパー試験に加えて、面接をしないといけないでしょう。
TOEICはスピーキングやライティングといった試験もあります。しかしながら、企業はそこまで求めてはいません。外資系であれば必要ですが、国内企業だとそこまでの技能が必要ないからです。
自分たちは学者ではないので、あまり深く考えず、下地となる資格試験をサッと取る。そして、本当に自分がどこで生きていくのかという軸を強化していく。
これが現代において、フリーランスだろうが会社員だろうが非常に大事だと思います。
【情報共有】TOEIC700点に届かない人
沼にハマりがちな人の特徴を見事に捉えている記事になった。これは電験にも言えることだし、仕事にも言えるだろう。
耳の痛い話だし、薬のイメージで読み進めてもらえれば成長に繋がるだろう。
まとめ
以上「電験とTOEICの同時受験はアリ【700点だと負担は軽い】」の記事となります。
これから何か資格を取りたい・・といった人に役立つ情報だったと思います。もし、英語に少しでも興味がある人はTOEICに挑戦してみてはいかがでしょうか。(英語が苦手・・という人は英検準1級に挑戦するのは覚悟がいることを覚えておいて下さい。(自分のような失敗者を出したくないためのアドバイスです))
次回のTOEIC試験は3月に行われます。明日から申し込みになるので、受験する人はいかがでしょうか。
「電験とTOEIC」に関する話を音声配信しました。
youtubeにも少しだけ挑戦してみました。やってみないと分からない事が多いはずなので。
イケメンだったら即顔を出すのですが、そこまでなのでまずは声だけです。(出版社の方には顔整っているからイケるでしょ!と言われましたが・・^^)
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