「残業を減らす」をテーマにした記事。電気エンジニアは、建設業界に続いて残業が多い業種。ただただ時間を失い、電験合格から遠のいている人を沢山知っている。電験に受かる為には、仕事スタイルまでも変えよう。
お疲れ様です。
電験と電気業界を研究している桜庭裕介です。
❑電験研究歴❏
トータル100年分の過去問を分析しています。
・電験1種 40年分
・電験2種 40年分
・電験3種 20年分
≪実績≫
❑電験3種関係❑
【電験|電力(水力発電)】水車まわりの記事がそのまま試験に出題されました
❑電験2種関係❑電験2種|機械【結論:ポイントを押さえて選択肢を減らす攻略法は有効だった】
❑TOEIC❑
電気エンジニアTOEIC攻略までの道のり【800点までは取れた】
電気エンジニアは残業で勝負しない生き方をしよう
資格試験に向けて、勉強を頑張っている人に一つ伝えたいことがあります。
それは
「仕事を早く終わらせる事を意識しよう」
ということ。
資格合格の為には「平日の時間」を如何に活用できるかが重要になってくることを再認識して欲しいです。(勉強している本人の身体の負担も明らかに違ってくる。)
当たり前の話なのですが
土日は2日しかないのですが、平日は5日間もあります。
さらに、見落としがちなのですが
土日というのはサラリーマンは基本的に疲労しています。
記憶忘却曲線(エビングハウス)からも、平日にあまり勉強できずに「土日に勉強するスタイル」は効率が悪いことが明確に分かっています。
資格合格と仕事は一見して関係ないように見えて、実は影響し合っています。
「仕事を工夫しよう!」
「やりすぎの仕事をやめよう!」
「仕事を早く終わらせる意識を持とう!」
ここをこの記事で伝えていきます。
労働時間が多すぎる人の話
自分はブラック組織にいました。
「残業時間が45時間」どころか、45時間が定時になっていた時期がありました。
そんな自分に近い方がTwitterにいました。
このツイートの引用元は、霞が関という東京のビジネス街で、政務関係の仕事をしている方のツイート。
これはヤバイ。
— 桜庭裕介|電験&電気仕事|MBA挑戦中 (@denken_1) 2020年1月26日
好きな仕事なら問題ないが…
身体に影響が出るレベル。
自分はこのぐらいの仕事をした時
・目
・背中
・腰
・肛門
を痛めて死にかけた。
日曜は動けなくなることもあったので、ゆっくりと休んで欲しい。 https://t.co/AQ7beiyIPO
毎日深夜2時、3時まで仕事をしているという・・・。
これについては賛否両論ありますが、個人的には自分が好きでやっている仕事なら全く問題ないと思います。(法律上はアウトですが)
しかし、ストレスを感じているようだったら、完全に問題にすべきもの。
「トラブル時は仕方がない」といった発言をする上層部を沢山知っていますが、これは完全に間違っていると思います。
・トラブル時は皆で頑張れば良い!
・他課からも人を集めて、他課の管理職にも手伝ってもらえば良い!
それがチームだし、会社という組織だろう。
そう自分は考えています。
「対岸の火事」のように帰宅する安定の経理や人事、楽な部署。
「縦割りだし、責任分割が云々カンヌン」というのが、日本企業の完全に悪い所。
「楽な部署、安定の部署でのんびり過ごす社員を無くす」といった改善ができなれば、働き方改革など到底達成できない。
しかし、会社の組織はなかなか変えることは管理職程度ではできません。部長クラスにならないと厳しいでしょう。
ただ一流企業だと、部長になるためには40代中盤から後半まで無理。
そのため、まずは自分のできる範囲で仕事時間を削る工夫をしていきましょう。
残業は一日1時間と決める
これをやると、めちゃくちゃ仕事の改善効果が高いのでオススメ。
仕事の質の濃淡を付けざるを得なくなるので、自動的に仕事のやり方が変わっていきます。(期限が伸びてしまうので怒られることもあります。)
ただ、怒られるというのは結構重要で
上司が学ぶチャンス、気付くチャンスでもある
ということ。
どういうことかというと
仕事を振りすぎたな
そういった気付きを管理職に与えることができるということです。
上司というのは部下の仕事を見ているようで、見ていないもの。
そのため、振った仕事が完了しているのであれば、残業時間を見て「もう少し仕事を与えても良いな」と判断してしまいがち
なのが日本の管理職。
残業時間を押さえて、クリエイティブに
なんてことは考えないのが今の40代後半から50代の特徴。(詳しくはこちらの記事を参照(衰退事業・組織にいる管理職の特徴【結論:深く関わらない方が絶対いい】))
クリエイティブなんてものを信じていなかったりします。
ただこれは仕方がないことで、この世代も若い頃は一生懸命頑張ってきたわけです。机の上で寝てしまうことがあったという武勇伝とともに。
今の働き方改革に乗っかって
①まず残業時間を決める
②「できる限りの仕事」をする
③出来なかったら上司に申告して期限延長をする
こういった工夫をしてみると、世界が明らかに変わります。
とはいえ成果を出すべき局面では本気モード
アドバイスというより、転職をしてみた先輩としてお伝えしておきたいことが
「大きな仕事の成果」を出すこと
これだけは絶対に成し遂げておいて下さい。
「仕事の成果」は仕事を変えようとする場合等の緊急時に武器になるからです。
上記の二つの記事では「転職活動での実体験」をまとめています。特に30代の方に役立つ情報。
これらの経験から得たことは・・・
☑資格で求人広告の年収は上げることは可能
☑資格だけでは不採用になることがある
☑「仕事の成果」×「資格」が強い
特に、最後の
「仕事の成果」×「資格」が強い
結局は、ここに尽きるわけですね。
実際に、自分が転職活動をしてみて感じたことは
20代後半、30代前半、30代後半、40代となったとしても、仕事の成果があって、資格を持っていれば仕事に困ることはない
ということ。
悪い転職エージェントだと、年齢を煽ってきますが、本質を見誤っています。
基本的に企業は人員が不足していることからも
「価値さえ提供できれば仕事に就けないことはない」と断言できます。
残業は狙ってするモノ
ここまで
「残業時間を減らそう」
「仕事の成果を持とう」
という話をしてきました。
しかし「残業代が欲しい」という人もいるかと思います。例えば、家族がいるとか。
あまり大きな声では言いませんが、狙って残業する分には良いと思います。
立場上、明言はしませんが
「疲れないように残業する」
これはアリでしょう。
「18時から全力で仕事をする」のではなく、書類整理や翌日の仕事準備といった軽作業をすると良いでしょう。
目薬をして、眼を休めながら残業をするというのもアリ。
要は「帰宅後の勉強する体力を温存ないし、回復するという意識で残業をしよう」ということ。
(定時内は沢山仕事を頑張っているのですから、このぐらいの恩恵は貰っても良いのでは?というのが個人的な考えです。あまり大きな声で言えることではありませんが)
寝るまでに1時間勉強
これが資格取得の理想的なスタイル。
このスタイルを取れるだけでも、大抵の資格試験には合格できると思います。
・TOEIC800点
・ボイラー技士
・危険物取扱技術者
・エネルギー管理士
・電験3種
電験2種以上は、1000時間の勉強時間が必要なのでちょっと例外ですね。電験1種ともなると、もはや弁護士資格レベルの難易度とも言われているので。
この中で難易度が高いのはTOEICと電験3種でしょう。
TOEIC800点は
「毎日2時間勉強」×「5ヶ月」で達成することができました。
電験は理系でなければ、500時間ぐらいは必要だと思いますので、TOEIC800点と同程度の時間投入が必要でしょう。
できれば朝1時間勉強を
「トータル1日2時間の勉強時間の確保」
これができれば、一気に資格合格は近づいてきます。
余程の天才でない限り『資格合格までの所要時間というのは大きく変わらない』と個人的には思います。
当然、バックグラウンドが違えば、その分、必要な時間は減っていくわけですが。
ただ資格試験の中には難化傾向のモノもあるので、多めに見積もっておくことをオススメします。
まとめ
自分の記事を読んで下さっている方の大半は
・電験に合格したい
・昇進したい
・転職したい(準備をしたい)
・仕事ハックを知りたい
こういった方が多いです。
この記事で重要なことを伝えました。
①残業時間は自分で決めよう
②仕事の成果を持っておく
③勉強時間の確保が優先
(④残業代を狙うなら、休みながら)
自分の記事を読んで下さる方には、幸せになってもらいたいと思っています。
自分は超一流企業の第一線の職場にいて、相当の時間を消費しました。同じような道を辿って欲しくないです。
成果を作り出せた事自体は良かったのですが、沢山すぎる成果は転職には不要です。(沢山すぎると書けないし、紹介できない)
もちろん、昇進して偉くなりたいという方は今の仕事を頑張って下さい。
資格を取って仕事場を変えようとしている方は、考え方や仕事への取組み方を変えて、仕事の時間を自分でコントロールするようにして下さい。
そうすると、良い道が見えてきますよ。