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【電技14条】低圧電路と高圧電路のしゃ断器要求を整理しておく

電気設備の技術基準第14条はヤヤこしい。

試験問題からインプットしていると、次から次と後追いで知識を入れていかないといけないのでストレスになる。

 

自身の経験からここはまとめてインプットしておくことをオススメしている。

 

電気設備の技術基準14条のしゃ断器

まずしゃ断器の種類を押さえておくといい。

低圧電路と高圧電路で使うしゃ断器が異なることが最大の混乱ポイントだと思うので、全体を見てから細かい所を覚えるようにしよう。

一気に覚えやすくなる。

 

低圧電路のしゃ断器要求

①ヒューズ

②配線用遮断器

③過負荷保護装置と短絡保護専用しゃ断器またはヒューズを組み合わせた装置

低圧電路には3種類のしゃ断器があるということだ。

 

ヒューズ 

・定格電流の1.1倍の電流に耐えること

・定格電流の1.6倍の電流を通じた場合にT2の時間内に溶断すること

・定格電流の2倍の電流を通じた場合にT1の時間内に溶断すること

※非包装ヒューズの場合、つめ付ヒューズでなければならない

 

配線用遮断器

・定格電流の1倍で自動で動作しないこと

・定格電流の1.25倍の電流を通じた場合にT2の自動的に動作すること

・定格電流の2倍の電流を通じた場合にT1の自動的に動作すること

 

③過負荷保護装置と短絡保護専用しゃ断器またはヒューズを組み合わせた装置

・短絡保護専用遮断器は定格電流の1倍で自動で動作しないこと

 ・ヒューズは定格電流の1.3倍の電流に耐えること

※これらは専用の1つの箱に収めること 

 

 

高圧電路のしゃ断器要求

①包装ヒューズ

②非包装ヒューズ

 

包装ヒューズ

・定格電流の1.3倍の電流に耐える、かつ、2倍の電流で120分以内に溶断するもの

非包装ヒューズ

・定格電流の1.25倍の電流に耐える、かつ、2倍の電流で2分以内に溶断するもの