電験法規完全攻略

法規合格まで毎日学習しよう

「海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方」とは

結論から書いておきます。

「海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方」「海岸地などの低温季に最大風圧が発生する地方」と置き換えると良いでしょう。

※「その他」に疑問を持つ人が数名、過去にいたことを思い出しました。

はじめに

現在、電験2種参考書の原稿を書いていて、久しぶりに「海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方」の部分に触れました。

日本語だけ読むと

「海岸地その他」ってなんだっけ??

と疑問に思いました。

後世の方が悩まれる可能性があると思ったので、書き残しておきます。

海岸地その他の低温季に最大風圧を生じる地方

この言葉は、架空電線路の強度検討に用いる荷重(電技解釈第58条)に登場する言葉です。

架空の電線路や電車線路は、支持物の強度に注意する必要があります。強度を決定する上で最も重要な要素が風圧荷重であるためです。

分かりやすい言葉に直すと

「海岸地などの低温季に最大風圧が発生する地方」

と表現するといいでしょう。

氷雪が多い地方であり、低温季(自分は冬というイメージを持っている)に最大風圧が発生するようであれば、甲種と乙種を計算して比較しないといけない。

 

※氷雪が多い地方で、冬に最大風圧が発生しないのであれば、乙種であり、甲種計算する必要がなくてシンプルで楽だなという認識を持っているので、忘れにくいです

 

そもそも、氷雪が多くない地方は丙種で計算します。

 

こんな整理をしておくと、脳内がすっきりすると思います。