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【間違いやすい法規シリーズ⑩】需給計画(平成22年問5)

「需給計画」を見たことがない人は、イメージが付きにくいと思いますが、まずは概要を捉えておくと良いでしょう。

 

a.電力需給計画は、電力の安定供給と設備の経済的開発、経済的運用を図ることを目的として策定されるもので、将来の電力需要を想定し、その需要に対する供給力が主なモノとなっている。また、その計画には至近年を対象とした短期計画と、(6)年程度先を対象とした長期計画がある。

 

(6)10

 

b.供給力の検討にあたっては、一般水力の河川流量の豊・渇水の影響、発電設備の定期検査や計画(1)による一定期間の停止、(2)設備の計画外停止などを考慮して、最大電力バランスと電力量バランスを策定している。

 

(1)補修 (2)発電

 

c.最大電力バランスは、短期計画では月別に、また長期計画では年間最大発生月の需要と供給力を対比させる。供給力算定のうち、一般水力は河川流量に左右されるので、過去の実績可能発電力をもとに月ごとに毎日の持続曲線を求め、その最低(3)日平均出力を供給力として採用している。

供給力が需要を上回る分を供給予備力と呼び、安定供給を維持するためには、離島などの単独系統を除き、一般に需要の(4)%程度が必要とされている。

この必要な供給予備力は、わが国では一般に、月の最大3日平均需要に対して、見込不足日数が(5)[日/月]以下となることを目標値としたものである。

 

(3)3 (4)8~10 (5)0.3

 

d.電力量バランスは各発電設備の発電可能電力量から定期検査や計画(1)などによる一定期間の停止による発電電力量を差し引き、短期計画では各月別、また長期計画では年度別に策定している。

 

まとめ

(3)~(5)を感覚で覚えておいて欲しかったので、本資料とした。このぐらいなんだと覚えておくと、役立つこともある。