「遮断器に関する法律を学ぶ」
今回の記事は、過電流遮断器に関する問題に取り組む。
これまで試験電圧に関する問題は紹介したが、遮断器に関しては初めてになる。
法規における難関問題だ。
これまでも難関問題が多い年の合格点は低かった。
つまり、何が言いたいかというと
「こういう難関問題を解くことが攻略に繋がる」ということだ。
合格点が下がる年は、必ず数点を争う戦いになる。本当に2点、3点で泣く人が出る。
今回紹介する問題は勉強しておこう。まとめも整理しておいた。
【2019年5月13日追記】
平成21年度の問題がかなりまとまっているので追加した。
勉強終了後、問題だけを見て、答えられるか、もう一回試して見て欲しい。
問題①
①低圧電路に使用する配線用遮断器は、これを施設する箇所を通過する短絡電流を遮断する能力を有するものであること。但し、最大電流が(①)Aを超える場合において、過電流遮断器として(②)A以上の短絡電流を遮断する能力を有する配線用遮断器を施設すること。(③)の電路に当該配線用遮断器の能力を超え、短絡電流についても当該配線用遮断器より早く遮断できるものを施設する場合はこの限りではない。
「続きを読む」を押すと、解答とポイントが表示されます。
解答
①10000 ②10000 ③電源側
解説
技術基準33条、34条にこれらはまとめられている。
低圧電路の遮断器は「10000A以上」とスムーズに打ち返せるようになっておこう。
自分がそうなのだが、ごちゃごちゃ考えているうちに無駄な時間を過ごしてしまう。
まず覚える。
疑問が生まれたときにまとめてみる。
そうすると、自分が何に躓いていたか、わかる。
その段階で何らかのアクションをすると解決が早い。
「続きを読む」を押すと、解答とポイントが表示されます。
問題②
低圧電路に使用する過電流遮断器は、定格電流の(①)倍の電流で動作しないこと
ヒューズのうち、高圧電路に用いる非包装ヒューズは定格電流の(②)倍の電流に耐え、2倍の電流で(③)以内に溶断するものであること
過電流遮断器はその作動に伴い、その(④)を表示する装置を有するものであること。ただし、(⑤)を容易に確認できるものはこの限りではない
解答
①1倍 ②1.25 ③2分 ④開閉状態 ⑤開閉状態
解説
この問題で伝えたいことは「特にヒューズに注意を払う」ということ。
意外と取りこぼしやすい問題だ。
でも高圧電路のヒューズには規制がかかっている。それだけ重要だということだ。
高圧電路のヒューズ溶断は「2分」だ。
8日目に進む
8日目は変圧器に関する問題を解いていく。
変圧器の保護装置の詳細を問うような問題がよく出題されるので、挑戦する。
変圧器の容量によって、数値が変わる部分があるので確実に押さえておこう。