電験法規完全攻略

法規合格まで毎日学習しよう

電気設備技術基準と解説を読む【結論:遠回りもあり】

お疲れ様です。

 

電験を研究し続けている桜庭裕介です。

 

「電験と電気設備技術基準と解説の関係性」

 

今日はこのテーマを掘り下げていきます。

 

 

半年以上前の記事にて

 

「電験に合格するためには、電気設備技術基準と解説をきっちり読むのは無駄」とお伝えしました。

 

 

現在は12月下旬。

 

電験試験本番まで半年以上あります。

 

 

大きく状況が違うので

「勉強方法も変えてよい」というのが持論です。

 

 

本題に入っていきます。

 

電気設備技術基準と解説を読むという遠回り

電験の体験談や雑誌記事において

 

 

「電験法規に合格するためには、過去問からやるべき」

 

「電気設備技術基準や解説の本文を読むのはやめた方がいい」

 

こういったコメントを残している合格者は多いです。

 

 

というより、ほぼ全員が口を揃えて言っています。

 

過去問だけ解いて合格できる時代は終わった

ここ数年(至近5年)、電験法規の試験問題がかなり変わりました。

 

明らかに難易度が変わっています。

 

合格点が大きく下がったここ2年は、明確に数値で表れたので話題にもなりました。

 

 

参考書や問題集が充実したにも関わらず、この結果はかなり深刻です。

 

自分は数年前から発信していましたが、誰もがやばい時代に突入したと感じています。

 

特に電験3種は大きく変わった

電気主任技術者の現役エンジニアが足りないことがニュースになりましたが、一方で知識のないエンジニアを増やしてしまうのは危険です。

 

 

電気は人の命を簡単に奪えてしまう力があるからです。

 

 

それ故に、電験3種は難易度が高まったとのでは??と自分は思っています。

 

 

暗に

資格コレクターが簡単に手を出して良い領域ではない

 

 と電気技術センター側からのメッセージかな?と思っています。

 

 

 

では、一体どう変化したのでしょうか。

 

 

電験3種はイージー問題が減った【特に法規】

電験3種は抜本的に変わってきています。

 

理論科目は10年ぐらい前に変わり始めて、今や高難易度の試験になりました。

 

 

次に進化を遂げているのは「法規科目」

 

別記事で詳細解説しましたが、明らかに電験2種クラスの問題が並んでいます。

 

 

昔のようにサラッと解ける問題は減りました。

 

 

では、今後は一体どうなってしまうのでしょうか。 

 

今後の法規は難しくなっていく

今年はやりすぎ感が出たため、来年の試験問題は少し優しくなる可能性はあります。(過去問と同じ問題が多く出題される)

 

 

とはいえ、難化の傾向は止まらないでしょう。

 

なぜなら、理論科目の前例があるからです。

 

 資格の権威も今後重要になることも影響するでしょう。


 

「電験3種??ああ、簡単じゃん」では単純にダメだからです。

 

時間に余裕がある時期は電気設備技術基準を読むのはアリ

時代は変わりました。

 

こういう時流の変化に対応するためには、勉強方法は変えていく必要があります。

 

 

10年前のように「試験1か月前から過去問を解く戦法」は、大多数の人にとって、有効な手段にならないでしょう。※

 

※天才を除く。
天才は1つの問題から複数のことを学び、調べて知識を増やし、傾向から出題される問題を予測したりできるからです。

 

 

電気設備技術基準の本文はそこまで量はありません。しかし、解説はかなりの量があります。

 

 

一気に読もうとすると、挫折しますが、読んでみることをオススメします。

 

 

ネットにPDFで落ちていたりします。

 

一通り読んだら、法規に強くなった

電験1種一次試験4科目合格を達成した時の話です。

 

自分は電気エンジニアなので、業務上、電気設備技術基準に関わる仕事をしています。(大半の電気エンジニアは電気設備技術基準に関係している)

 

 

ただ普段の業務は、法律がどうかなんて、考えて仕事をしていないのが実情でしょう。

 

 

自分は電気設備技術基準を読んで


「自分の仕事が、どこの条文にどう該当しているのか」

 

を全て整理していました。

 

 

実は、この積み重ねが試験本番での対応力に繋がります。

 

 

ものすごい効率は悪いのですが、やってみて良かったと感じています。

 

 

この経験から、最短の攻略方法(【電験完全攻略】第3種電気主任技術者試験攻略手順(2019年版)|maco|note)をまとめたといった経緯もあります。

 

 

色々やってみましたが、結構行き着くところは一緒だったりします。

 

知らないことを知るのは楽しい

このメンタルこそが大事だと思っています。

 

自分はTOEICのスコアを800点持っていますが、英語とはいえ、電験と同様、資格試験です。

 

試験範囲があって、攻略方法がある。そして、そこに時間を投入する。

 

 

そのためには「楽しい」といった感情があると楽です。

 

 

これから勉強をするといった方には、ぜひとも楽しんで勉強して頂きたいなと思います。無駄だと思わず。

 

「電験法規」が嫌いだ!という方にとっては、勉強自体、地獄かもしれません。

 

 

そういった方に向けても、今後、楽しめるような記事を配信していくので

 

記事を読み終えたついでに

 

少し問題集を開いたり、技術基準を読んで頂ければと思います。

 

 

それだけで試験前は楽になるはずです。これが本ホームページの目的です。