電験法規完全攻略

法規合格まで毎日学習しよう

電験法規は過去問が100%できるようにならないと危険という話

お疲れ様です。

 

電験を研究し続けている桜庭裕介です。

 

先日、こんな記事を配信しました。


勉強時間こそが電験法規を攻略する上で、非常に重要になるという話です。

 

でも、その勉強時間の確保が難しくて、この12月には電験の勉強時間が激減してしまう人がほとんど。

 

今日は少しやる気が下がってきたという人に向けて、やる気が出る話をしたいと思います。

 

電験法規は過去問が100%できるようにならない危険という話

電験が難化していることはもはやご存じかと思います。

電験3種法規2019年は難しすぎた。合格点49点の闇 - 電験法規完全攻略

 

10年前の試験問題と比較すると、恐ろしいほどに難しくなっていることに気が付くでしょう。

 

 

そういった背景もあって

掲示板やTwitterで「ある噂」が飛び交うようになりました。

 

過去問を勉強しても無駄という噂

これは「完全に間違い」です。

 

確かに過去問の問題だけを解く勉強スタイルで、電験法規に合格することはもはや不可能です。

 

 

何故なら
来年度以降は、過去問を少し改良した問題が出題されるからです。

 

 

とはいえ、過去問を全く勉強しないというのはリスクが高すぎます。

 

その根拠はいくつかあります。

 

1.数問は過去問と同じ問題が出題される

難化した電験法規と言えど

過去問と同じ問題が出題されます。

 

 

「たった1問か2問じゃん!」と仰る方がいますが

 

この数問が合格発表の時に多大な影響をもたらします。

 

 

過去問と同じ問題は100%解けるようにして下さい。

 

 

もし、ここで間違うようなことがあれば、他の難易度の高い問題を解いて点を取る必要が出てきます。

 

 

ただ厳しいことを言うと

 

過去問と同じ問題が解けない人は恐らく、改良された問題(発展問題)を試験本番に解ける可能性は限りなく低いと思います。

 

 

「絶好球が来たら、確実に打ちに行く」という意識こそが重要だと自分は考えています。この意識は他の資格試験でも役立ちます。

 

2.過去問と類似した問題も出題される

ここからは電験法規の攻略法(【電験完全攻略】第3種電気主任技術者試験攻略手順(2019年版))にも触れるのですが

 

類似問題も絶対に点を取ってください。

 

 

実は、電験法規で出題される問題というのは

脈略もなく、いきなり電気設備技術基準から抜粋して、穴埋めにしているわけではありません。

 

 

過去問で出題された問題に関連する部分を問題にしていることが多いのです。

 

 

 

つまり、何が言いたいかというと・・・

 

 

過去に出題された問題を知って、その周辺を学習すれば点に繋がりやすいということ

 

 

法規が不合格だという方はここの学習が弱い人が多い印象を自分は持っています。

 

電験法規は思考停止の人が不合格になる

「ただ過去問をやる」
「ただ問題集を解く」
「ただテキストを解く」

 

こういった思考停止状態の人は、試験本番で点が取れないことが多いです。

 

これらの勉強方法は間違ってはいないのですが

あと一歩踏み込んで、エンジニアとして学びたいという意識が大切なのです。

 

 

難関の資格試験に合格できる人って、知識に貪欲だったりします。

 

 

結果、過去問をよく解きますし

 

さらには、過去問に関する周辺知識についても、学習しています。

 

 

ここにこそ、電験法規合格のポイントがあると自分は思います。

 

もっと具体的に点数分析をしよう

少し講義をします。

資格取得、受験攻略の考え方として超有益だと思いますので、覚えておいてもらえればと思います。

 

ちなみにこの考え方をもって、東大編入試験で好成績をおさめています。(悩んだ末に編入はしていないですが。専門性を高めすぎると、就職が厳しいと判断しました。このあたりはまた別の記事でお話します)

 

 

電験3種法規の点数配分はご存じでしょうか??

 

実は、資格試験は「点数」を明確にすると、現状を正確に分析できたり、やるべきことが明確になります。

 

 

A問題は10問。
1問あたり6点です

 

 

B問題は大問3つ。
1問あたり13点(1つは14点)

※それぞれの大問に問題が2問ついています

 


B問題が重要だという話は以前しましたので、この記事ではA問題を言及していきます。

 

電験法規のA問題

A問題は5問解くことができて、ようやく30点がもらえます。

 

 

この事実をきちんと把握していたでしょうか??


最近の試験問題だと、正直かなり厳しいですよ。

 

 

何となくテキスト解いていればいいや

勉強さえしていればいいや

 

こういった意識だと、失敗する可能性があります。

絶対に点を取るんだ!という意識が重要になってきます。

 


昔は過去問を解けば

A問題で言えば、10問中5問は解くことができました。

 

30点付近取ることができるということですね。

 

 

 

しかし、今の問題だと

A問題10問中2問程度しか解けないと思います。

 

12点多くて、18点ぐらいしか取れないということです。

 

合格点事態も昔と比較して10点下がっているものの、それ以上に簡単に解くことができない時代に突入しています。

 

 

だからこそ

①過去問は100%解けるようになる

②過去問周辺の勉強もきちんとやる

 

 

この結論に行き着くのです。

早い段階で、過去問は解けるというステージまでレベルアップしておきましょう。

 

まとめ

「電験法規は過去問が100%できるようにならない危険という話」の記事となります。

 

今日の記事では「点数配分」について、少しお話ししました。

 

これは非常に重要な考え方です。

 

 

難関資格ほど、どこで点を取るかが重要になります。

 

 

このあたりの知識・意識を吸収して頂ければと思います。数ヶ月後にあなた自身のためになっていることを願います。